「風立ちぬ」と「劇場版銀魂完結編 万事屋よ永遠なれ」見てきた。ネタバレ

1日で2本みてきた。
11:50~14:10 風立ちぬ → 14:35~17:00 銀魂 → 18ː00~ タワレコ(乙女新党のストアイベント)
こういうかんじのスケジュールでした。風立ちぬの劇場でれたのが14:20くらいで、マジでぎりぎりだったよね(;´Д`)
銀魂のほうはCMが少なめだし。風立ちぬのほうは東宝系なのでそらもうCMだらけでしたけど。10分くらい遅れても大丈夫やでアレ。自転車で行っててよかったです。

風立ちぬ

いやー…見る前はもっとヒドイとおもってたんですよね…。庵野秀明ボイスが。だってさー予告見たときヒィイってなったしさあ…

なんていうか…クソオタ的には庵野秀明ボイスはDAICON FILMだしな(;´Д`)
それがさあ見だしたらマジぜんっぜんですよ。全然違和感ないの。さすがに第一声はヒィッ!てなりますけど(;´Д`) さすがに他のキャストが超弩級の大ベテラン役者ばっかりだし、それらと比べるとかすむのはしょうがないけど、話題づくりのために芸人やアイドルをキャスティングするようなのから比べると庵野秀明のが圧倒的にうまいです。よくあるアニメ声優的な芝居に期待してないしねジブリ作品に。
ほんとにねー良かったとおもいます。最後のウッてなきそーになるとことか、いちゃいちゃシーンとか……(;´Д`)
びっくりだよ! あんなにいちゃいちゃチュッチュする映画だと思わなかったよ!(;´Д`) あんなのよく素人にやらせたな…いやまったくのド素人ではないかDAICON FILM的な意味で…(;´Д`)

物語に関しては、ウーン。
わたしの個人的な考えだけど、実在した人物の名前と生い立ち・功績をそのまま使っておいてフィクションをやるっていうのは、なんかこう危なげだなあと思いました。
ノンフィクションの部分とフィクションの部分がひとつにまとまって一つの作品になってるんだけど、実在した名前と功績を使ってる以上、この映画は過去にあった実話である、というコトが前にでちゃう訳だよね。そうするとフィクション作品なのに、この映画はノンフィクションである、というコトになってしまうんじゃないのかなあ。と。
ジブリ映画はなんといってもクソオタ向けアニメではなく日本国民全員が見るレベルのアニメじゃないですか。それだけの人間が見たらノンフィクション映画だと思ってる人かなり多い気がするんだけど、どうなんですかね。
わたしは言葉にしづらいけども、なんかあぶねえなーと思ってしまいました。
この物語は実話に基づいています、とか最後に出ないですけど、フィクションです、とも出ないんですよね。
なんだろうな…「沈まぬ太陽」ってフィクション作品ありますけど、あれってあきらかに現実であったあの話が元ネタだなってわかりますけど、航空会社の名前とか政党の名前が実在しないもの(フィクション)になってるじゃないですか。ああいうのがこの風立ちぬっていう映画にはないんですよ。三菱って名前も出しちゃってる。
そんなことあんまり気にすることじゃないのかなあ。NHKの大河とかもノンフィクションだと思ってる人もいるとかそういう話かなあ…(;´Д`)

アニメーションは相変わらずウヒャーてなるシーンがいっぱいあって、ああジブリだわーって感じ。地震のシーンとかね。つかもージブリの飛ぶ系の乗り物はいつもいつもヤバイんだって。今回はファンタジーじゃなくて戦闘機だけど、でもどこかかわいいんだよね。紅の豚の時っぽい感じだった。ファンタジー乗り物は夢の中のシーンで出てくるけど、冒頭の屋根からとびたつアレがかわいいんだよおお。
今回は食べ物シーンすくなかったけど、さすがのジブリ飯、さばの煮付けうまそうすぎるわ…。

あとはやっぱり、いちゃいちゃだよなあ…。おれは宮崎駿は絶対に恋愛モノをやらない(絵本的なガチの子供向け作品をやる)って思ってたんだよね。そういうラブ♡っぽいニュアンスすら入れないっていうか。魔女の宅急便ですら、トンボがただの興味や好奇心なのか恋愛感情なのかボカしてるし(あれがイイんですけど)。ジブリでそういうラブ♡的なヤツは宮崎駿以外が担当するものと思ってたよ(;´Д`) 耳をすませばは近藤喜文でしょ、コクリコ坂は宮崎吾郎でしょ。 だから今回は珍しくちょっと大人向けになったんだなあって。そういうのやるんだなあ、やるようになったんだなあ宮崎駿も…。
でもそのラブいシーンもやっぱ宮崎駿テイストがすごく入ってて。間接的っていうか、あの時代のって感じので。
なほこさんが「水にお願いしてたんです、あなたが来るように」みたいなコト言うのが…。アーやべえ80年代の少女マンガだコレ…。宿のベランダで紙飛行機とばしあってキャッキャウフフしてるのとか…。なにこれハヤオのドリームなのなんなの最高じゃねえかくそっくそっ! プロポーズシーンはほんと、耳をすませばのキャッチコピー「好きなひとが、できました」を思い出したよね。砂吐きそうだったわ。あ、あと結婚式のシーンもな。なほこさん結核で田舎の高原病院に入院してるんだけどそっから会いたいつって汽車にのって飛び出してくるのよ。そのね汽車からおりて二郎さんが迎えにきて駅のホームでねお互いの姿がみつけて走り出して抱きつくのピャアアアアアアア、そのあと黒川邸でいますぐ結婚しますって式挙げちゃうのヒャアアアアア。
一番やべえのはやっぱアレ。寝てるなほこさんの隣で仕事するあのシーンですよ…。「もっと側にきてください」からの「手をください」から「片手で計算尺つかう大会があったらおれが優勝」の会話がギャアアアアアアアアア
なんなの風立ちぬいつから少女漫画になったのふざけんなよアー計算尺ってあれだもんなイヴァリースの世界(ファイナルファンタジー)では武器だからわしの少女マンガ大好きゴコロをぐっさぐっさ攻撃してくんだわーナルホドデスネー!いやもう映画館だからじっとしてましたけど、家で見てたらもー部屋中ウロウロしてたと思いますよ!

想像以上に楽しめた映画でした。

劇場版銀魂完結編 万事屋よ永遠なれ

面白かったよー!
紅桜篇の映画は見なかったんだけど、今回はオリジナルストーリーだし、見てきました。
テレビアニメをずっと見つづけてきた身としてはちょっとジーンとしちゃう部分もあって。原作者かきおろしのストーリーだけあって、いつもの銀魂をはずしてないというか、いつものひどい銀魂のノリのままというか。相変わらず小さいエピソードの重ね方がうまいし、ギャグでごまかしてるようにみえるどうでもいい設定があとあと効いてきたりとか、下品さとかセリフの応酬とか、そういう全てがいつもどおりの銀魂(;´Д`)
いま流行の(?)タイムリープつかタイムトラベルの話ではあるんですけど、ちょっと悲しすぎるストーリーだなあと思った。未来の話なんだけど、銀魂に未来はほしくなかったというか…。
なんだろうな…、アニメが終わろうと原作がおわろうとずっとあのままの銀魂の世界がありつづけている…みたいなものを勝手に期待してたというか、サザエさん式というか、そういうのだと思ってたけど、そうではなくて、悲しい未来が待ってるんだなあと。しんみりしちゃう(;´Д`) まあ完結編だしね。あんなのパラレルワールドだよ、って解釈してしまうのもアリなんですけども。いつもの終わる終わる詐欺の一環だよ、といってしまえばそうなんだけど。

レギュラーキャラはほぼオールキャラ出るんでこういう未来かとそれぞれ見られるのはホントよかった。完全に出オチですけど。でもそれで物語がうごかせちゃうのが銀魂なんだよねえ(;´Д`)
個人的には沖田くんのエセ抜刀斎くっそわらた(;´Д`) 完全にるろ剣だし。ああでも沖田君のあのポニーテールまじステキすぎる(;´Д`)だって昔の土方さんじゃんあれ!ウワアアア
その土方さんもめっちゃイケメンだし、九兵衛かわいすぎだし。神楽もめっちゃカワイイ(;´Д`)

あとあれだ、声優の無駄遣いっぷりがはんぱねーよ。くぎゅうの無駄遣いはいつものことだけど、山寺さんとか磯部勉とか神谷明とか豪華すぎるんだもん(;´Д`)本当にありがとうございます。

関係ないけど、映画館が女子でいっぱいで、なんかアニメイトみたいだ(;´Д`)と思いました。笑い声おこるところが女子的というか…さすがにキャーみたいなのはなかったけど、ザワッてなるトコロが揃うよね(;´Д`)
風立ちぬは、昼間時間のある奥様方が連れ立ってたり、家族連れおおいし、女がひとりだと結構肩身狭いかんじだったけど、銀魂はアーわたしの居場所ココにあるわーと思った(;´Д`)わたしここにいていいんだ!

帰り際にパンフレット買いました。わしが芝居や映画でパンフレットを買うのは相当珍しい(;´Д`) 相当気に入らないと買わないので。パンフレットに空知先生の銀さんの絵があって、やっぱこの原作の絵ってアニメではなかなか難しい、ほどよい丸みがいいなあと思いました。

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