40歳から始める歯列矯正4-装置2段階目 地獄の始まり

前回のあらすじ:下の奥歯に装置が入ったよ。

ゴム再び(2021/02/02)

上の奥歯にゴム入れて再び一週間待ちます。
ゴム入れると、ゴムに挟まれた歯ではなく、その周囲の歯が押されるのか痛くなってくるのがポイントですね(;´Д`)

しかしわたくし歯磨きを力一杯してしまったせいなのか、4日後あたりからゴムがはずれはじめます。
2つは吐き出せたのですが、1つは行方不明です。たぶん飲んだ。
次に歯医者へ行く時にはゴムが1つしか残っていないという散々な有様でした。
これははずれたゴムのあられもない姿です。となりにある単三電池でサイズ感を感じてください。

上に装置ついた(2021/02/09)

下の歯とは全然違うものがつきました。こんなん。

外側に広げるらしく、内側から外側に向けて力がかかっているような感じです。
この絵でよくわからんかったら、「クワドヘリックス」でぐぐってみてください。ソレです。
これが地獄のはじまりです。痛い。

ぐぐった写真でも、自分で写真を撮ってみても、絵を書いてみても、いまいち伝わらない一番の苦しみ、それがですね、これ、上にぴったりくっついてるわけではないんです。ちょっと隙間があるんです。ちょっと浮いてる。これが本当に地獄で・・・
舌が上につきません。まったくつきません。なので、ごっくんと飲み込む動きがなんだかうまくできません。飲み物も油断してると気管に入りやすくなってしまうし、しゃべるのも、舌がひっかかってするっと言葉がでてこなくなる。
そして食べ物がすべてひっかかる。
とくに、ほうれん草、小松菜、えのき、こいつらが本当にまじで無理。
その次は、そば、パスタ。ここにガッツリ引っかかってうまく口の中で歯の部分にもってくることができない。噛めない。
今まで無意識にやっていた、舌と上顎で食べ物を口内でぐるぐるさせて噛む位置を調整しながら味わって咀嚼するということが、ものすごく阻害される。邪魔される。本当に邪魔!
そして、舌の奥が常に装置に当たっていて、押されているのでしびれているような状態。舌に装置の型がついてしまっている。
歯も力が加わって痛い感じがあるんですが、それよりも舌が痛くて、口内炎のような突起ができるような痛みではなく、もっと広範囲に痛い感じです。

この頃から1食食べるのに1時間くらいかかるような感じになってきました(;´Д`)
口の中にものを入れる。まずそこで通常の半分程度の量しか入れられなくなる。
咀嚼するのに時間がかかる。唐揚げとかも調理用ハサミで4分割くらいして少しずつたべる感じです。食べ物を噛んでいると上に溜まってきて落ちてこないので、箸で突いて舌上に落とします。行儀が悪いとかそんなこといってられない。

あとラーメンとかそばとかうどんとかパスタとか、あたたかい麺類が結構鬼門で、ひっかかるのはもちろん、舌で食べ物を口内で移動させることがしづらいので、熱々のものを口の中に入れられない。上にひっついてやけどします。冷ましながらゆっくり食べていると、全体が冷めきってしまう。
その解決策に、一人用のホットプレート鍋を買いました。
基本的にこれに入れて保温しながら、ゆるゆる食べる感じで、なんとかしました。
あと、味噌汁とかスープは、サーモスのマグにいれたり。
朝食のトーストも、2センチ程のブロック状に切り分けて、ひとつづつ食べたり。
自分でいろいろ食事を工夫できるのは、成人矯正のいいところかもしれない(;´Д`)
子供時代に矯正して、給食なんかで逃げられない状況だとまじ終わってただろうなと。
ていうか、箸で口の中の食べ物かき回しながら食う時点で、人前で食事とか到底無理!!!

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