自分が動かないと

なんかねー。新しいディレクターの人が入ってきたばっかりなのに、またディレクターが辞める事になった。っていうかね、クビです。

なんでかってーと、ちょっと会社で嫌な事があると、すぐ無断欠勤する。ようするに「スネる」。

その嫌な事っていうのはカンタンにいうと「他人が自分の思う通りに動かない」=「モチベーションが上がらない」らしいです、面談した社長曰く。例えば、彼がクライアントの言う事何でもきいちゃってデザイナーチームに「○○なら可能ですがそれはできません」って言われると、もうすごい貧乏ゆすりでイラついてるのが手に取るようにわかるくらいなので、多分それは本音なんだろうなぁ。

つい先週頃にコミュニケーションエラーを起こす問題児ディレクターが辞めたところなんだけど、彼女の異常さの影に隠れてたんだよね、彼のダメなところっていうのは。
彼はワシより一つ年下なので、きっといつか気づくと思ってたんだけどなぁ、「スネても何もかわらない」、「自分が動かなければ誰も動かない」ってことに。

前の会社にそういうポスターがあったんだよ。
100マスくらい分割されたマスに、実際に働いてる部署のメンバーの写真がはめこんであって、ところどころカラフルな空きマスが作ってあるデザインで、「隣の人を動かすにはどうしたらいいでしょう?」みたいなキャッチがついてた。
社内の掲示ポスターで、いかにも「前の会社」らしいポスターなんだけど(笑)あれは今でも、ワシの考え方そのままが上手く表現されてて、いいポスターだなぁと思ったので、すごく覚えてる。(写真とっとけばよかったな)

そうなんだよね、スライドパズルなんだよね。
自分の横にひとつだけマスがあいてるとする。他の人には空きマスがなくて誰も動けない。だけど自分がひとつ横にずれるだけで、上の人や隣の人が動けるようになる。その人たちがまたひとつずれれば、さらにその隣の人が動けるようになる。
自分がどんどん動いていけば他人の動けるマスをどんどん増やしていろんな人を動かすことができるんだなぁ。

それはディレクターがいかにしてうまくスケジュールを管理するか、とかいう具体的なことでもあるし、自分の行動が誰かに影響や感動を与えることができるみたいな思想的なことでもあると思う。
それはどっちでもいいんだけど、確かに、そのとおりなんだよ。

「他人が自分の思う通りに動かなくてムカつく」とか言うなら、そこでスネて無断欠勤してさ、ほとぼりがさめた頃にまた普通に出てくるみたいなことしてても、状況はなんにも変わらないんだってことに気づいて欲しかったなぁ。文句垂れながらでもいいから、自分から動くってことをしてから、それを言えよな。 自分が動かないのに「回りが思い通りに動かないのが不満」ってお前何様だよ(;´Д`)ってやっぱ思うでしょ、フツー。
このクビが気づくきっかけになってくれればいいけど。

コミュニケーションエラーのモンスターディレクターはもう35歳なのでもうダメだと思う(;´Д`)っていうかサイコパスなんじゃないかなぁ彼女は(笑)ってデザインチームリーダーと話していてなんかミョーに納得した。

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