今日のゴハンは甘辛いなすびの煮物です。
母に作り方を伝授されるときはいつも「なんていう料理名なのか」がわからなくて困るのですが、改めて母にメールで尋ねたら「それはなすびの田舎煮です」って返事がきた。調べると結構レシピあってスタンダードメニューのようです。
冷たいままでも美味しくて(むしろ冷たいほうが美味しい)作りおきができてごはんがすすむ、食欲がなくなる(もうなくなってるけど)この季節(夏〜秋)のメニュー「なすの田舎煮」をおれ流に作るやりかたをかいておく。別にそんなに安くあがる貧乏メニューってわけでもないし、手軽で簡単ってわけでもないんだけど、夏に食の進む冷たい料理というのがイイと思うので。
- まずはなすびのヘタを落として乱切りにし、塩水につけます。
よくあるレシピでは、なすびのヘタを落として切り込みを入れるだけですが、このあと炒めるので、でかいと炒めにくい上に焦がします(;´Д`)乱切りの方がベスト。味もよく染みるし。ただあんまり小さく切らないこと。今回はなすび5本使ってます。これでワシは2食分なんだけど、男の人だと一食分かも。 - 塩水につけてアクを抜いてる間に、出汁を作ります。出汁といえばいつもの方法です!
お湯1.3カップに味の素の「本だし(和風だし)」を適当に投入して溶かします。写真参照。これで出汁完成(゚Д゚)あとはここに調味料も入れてしまいます。いつもは適当にみりん→酒→さとう→薄口しょうゆの順で入れるんだけど、これじゃあれだと思って調べました。んで3回くらい実験しました(;´Д`)その結果- 酒をスプーン2.5杯
- みりんをスプーン3杯
- しょうゆをスプーン4.5杯
- さとうをスプーンに軽く2.5杯
がベストと思われた。あとは味をみてしょうゆを入れたりさとうを入れたり好みの味に近づけて行きます。ただこれが完成時の味となるわけではないので、味のバランスを見るような感じで。ここでいうスプーンは、コンビニでピラフとかチャーハンを買うとつけてくれるスプーンです。カレー食べるときに使うような大き目のスプーンね。ほぼ「大さじ」と同意です(゚Д゚)
普通は、レシピや料理番組でやってるみたいに、火にかけた鍋に直接調味料を足していくのがカッコイイけど、あれは火ついてるから焦るし、料理番組みたいに全てが小皿に入れて用意されてるわけでもないので、色々調味料を入れるときは先に出汁と一緒に混ぜたものを作っておくほうがベストです。おちついて味を試せるし、何度やってもだめだったら、もういっかい一から出汁を作り直せるわけだし。ただまぁ料理しているというよりも、化学実験してるみたいですけど。
- なすびを塩水から引き上げます。そのときキッチンペーパーで水分を取りましょう。このあと炒めるので、油で水がはねてあついです。このときつかったキッチンペーパーはあとで落し蓋代わりに使うので、少しすすいでおいておきます。
- なべにサラダ油をひいてなすびと、細かく輪切りにしたたかのつめをいれて炒めます。
輪切りにしたやつが中華系調味料のコーナーに売ってるのでそれを使うといいです。たかのつめは1本分も入れたら辛いです。0.5本くらいを目安にして、辛いのが好きな人は1本入れちゃいましょう。1本以上入れたら辛くて食べられないって母が言ってました。ピリっとするくらいがちょうどいいので、あんまり辛いと味が楽しめません(;´Д`) - おはしでなすびをかきまぜてごろごろさせて炒めてると、なすびの白いとこがちょっと色変わってきます。まぁ2〜3分炒める感じかなぁ。そしたらさっき作った出汁+調味料をどばーっと入れます。火を弱火〜中火くらいにして、そのまま、さっきのキッチンペーパーをかぶせて20~30分くらい煮ます。
これ作る前にご飯を炊飯器にセットしとくとちょうどいいくらいの時間だね。
煮ている間はおばあちゃん家みたいな匂いがします。時間かかるので、気になってちらちらとフタをめくって焦げてないか確認するのはOKだけど、決してかき混ぜないこと!かき混ぜるとなすびがぐちゃぐちゃになるん(;´Д`)ほっといてもちゃんと味はしっかりつくし焦げないので大丈夫。あと落し蓋をしないとなんかおいしくないって母が言ってました。 - この写真くらいに、鍋底にすこし出汁が少し残るくらいまで煮たら完成。これ以上やると焦げるよ(;´Д`)
お皿に盛って冷蔵庫でちょっと冷やすとおいしいけど、あったかいまま食べてもいいよ。余ったら是非タッパーに入れて冷蔵庫に入れて次の日に食べてください。絶対冷えたほうがうまいから。
あと、こういうちゃんとした煮物は何回か作らないと「うまい!!」っていう味はわからないかも。でも出来合いのお惣菜とは違う確実に自分好みの味が出せるのも煮物のいいとこだと思うし、自分で料理すると多少変な味でも食える(;´Д`)