まほろ駅前多田便利軒/ジャージの二人

まほろ駅前多田便利軒
まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)

離婚して便利屋やってた多田の前に、高校時代に嫌いだったクラスメイト行天があらわれて、多田の仕事場兼家に転がり込んできて、二人で生活しはじめて……みたいな話。
なんつうか、わしには銀魂の銀さんとマダオのBL同人誌みたいにしか読めなかった。文もちょっとラノベ的なくどい書き方してるところもあったりして余計に。エピソードそれぞれは面白かったし、細かい描写も結構好きというか、結構どころではなくかなりツボだったのだけれど、結局何だったの、っていうとBL同人誌だったなぁとしか。この「まほろ市」の世界観が楽しめればいい本なのかなー。

ジャージの二人
ジャージの二人 (集英社文庫)

カメラマンのお父さんと無職で小説かいてる息子が犬と軽井沢でのんびり過ごす話。物語としてはただそれだけ。
息子の嫁が長い間浮気をしてて、軽井沢の別荘で過ごすうちに、息子が嫁との関係から逃げつつ考える、みたいな話かなぁ。文章が軽快なのでするする読めるけど、ほんとに軽井沢の別荘で過ごしてる朝から晩までを描写しているのがほとんどなので、のんびりしたお話だなぁと思いました。わしも今の仕事が終わったらこのくらいのんびり過ごしたいです。

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