WEB屋の憂鬱

WEB屋やってるよ、っていったらコレ教えて貰ったんだけどね

あるあるある…!

んだけど、クライアントがわけのわからないことを言うのはディレクションとかコミュニケーションの問題だとおもうのね。固いサイトなのにマクドナルドみたいな、とか言うのもよくある。
今仕事でやってるのなんて、ソフトバンクのサイトみたいな、って言ってたのに、何十回と出し戻しして結局白とうすーいグレーの透明感ある綺麗なサイトになってしまったよ。

そこは「このクライアントはこのサイトのどこを気に入ってこれって言っているのか?」を理解してあげないとだめだし、そこをヒアリングしてくるのがディレクションだと思ってる。
まぁクライアントはそんな事言ってくれないけどね。
だからこそデザインしがいがあるってもんだ。
こーゆうイメージなんだろうが、これを超えてやる、っていうね。

あとAppleのサイトみたいに、とかいうクライアントがすごく多い。あれは製品力とブランド力とAppleだから「かっこいい」ってだけで、あれを普通のサイトでやるとなんの変哲もないサイトかパクリになる。それを言われてももう先進的なイメージが好みなのかなぁくらいにしか取らない。

一度、イメージじゃなくて、ものすごく具体的で細かい修正いれてくる代理店とやったことあるけど、すげえうざいよ。ここはヘッダーと合わせてこれにしてるのに、なんでここいきなりこれ使うの?とかいうような、納得いかないことだらけですんごいストレスたまった。
もうお前が作ればいいじゃんー!これじゃあたしゃオペレーターだよ!デザイナーじゃないよ!!ってなる。

あと、クライアントはどうしてもまじめなイメージで行きたいって言ってるんだけど、内容きいたら結構面白いコンテンツあるのにここでエッジのあるデザインにしないでどうするよ!って思ってかなり遊んだデザインと、まじめなイメージのデザインの2案出して、プレゼンや提案資料で「ここは遊ぶべき!」って強く伝えたら、エッジのきいたデザインのほうが通ったこともある。
デザイン作ってる最中や、もうコーディングまで入ってる段階でも「やっぱり堅めの…」って話が立ち返りそうに何度もなったけどそこはディレクターの仕事奪って、デザイナーのわしから伝えたいことがあるから話させてくれって言って、こっちのほうがいいんですよって何度も説得してなんとか押し通して、結局それで納品して、クライアントからお礼を言われたのはずいぶん後で。みんな忙殺の日々で納品したことなんか忘れてたくらいのある日メールが届いたんだよね。
社内や取引先からの評判が出て、クライアントがいろんな人にサイトを褒められて、それからやっとわかってもらえた。

といっても、これは成功したからよかったわけで。

結果としては失敗したので間違った選択だったと言えるのでしょう。でも,成功していれば正しい選択だったと思いますよ。
沈黙を破ったホリエモン,ITを語る:ITpro

これは本当にそう思う。
その時の選択なんて結果がついてこなければ意味なんてない。
それが本当に重要な選択かどうかなんてあとにならなければわからない。
選択したのはクライアントだったけれど、失敗しないように成功までの道のりをあるいていくのが仕事だとおもうの。

クライアントの言ってるわけのわからない事を自分の中で租借してモノにしてあげるのがデザイナーだと思ってる。何も言わないクライアントで作ったモノが全部OKになっていくなんてつまんねーよ。そんな片手間でできる仕事より、紆余曲折あるほうが好き。
なんつーか「やったった感」のある仕事がいい。やりがい、っていうより「やってやったぜ!ヤリパンサー!」な感じ。

この動画の途中で「仕事辞めたい」ってあるんだけど、そう思うなら向いてないからやめた方がいいんじゃね。
日々「あのクライアント死なないかなぁ」「あの会社明日燃えないかなぁ」って思っても仕事辞めたいとは思わないよ、わしはね。会社辞めたいとかはあるけどな!
でも今の会社を辞めたとしてもまたWEBデザイナーをやる。

つーか、クライアントと会話が成立しないなんて、自社内ディレクターと会話が成立しないより全然ましだよ!ほんとに!!
味方のはずなのに敵なんだよ、もう心労とかストレスとか言ってられないよほんと。

動画の最後の、チーズ蒸しパンになりたい…っていうネタは銀魂(の作者)だよな?
ヤリパンサーがわからない人は「ラムネ 矢尾一樹」あたりでぐぐってください

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