2013年後半アニメみたやつ

有頂天家族

面白かった!!!
ていうかもうマジでホントの現在の京都の街並みがちゃんと京都のふつーの部分でなんかもうジワっとしました。

以下ネタバレ
一番よかったのは最後に母上と電話する矢二郎兄さんなんだけど、どのキャラもみんなやさしみに溢れてていいんだよなあ。母上のヅカキャラが大好きすぎるし、教授が「これは思想的敗北だっ」っていうシーンすごくすきだし、金閣銀閣なんてもうデザインの勝利だし、すきなとこあげてくときりがない。
ストーリーもね、大団円は大好物ですから。いろいろあったけどそのことを全員が許しちゃってるのがほんとに平和でいいんだわ。たぬきっぽい!

あと諏訪部順一っていままで跡部的なベタベタの二枚目ばっかりずっとやってたけど、最近矢一郎兄さんみたいな、二枚目っぽいんだけどどこか三枚目な部分もあるキャラやるようになって、アンリミ京介のアンディとかもよかったし、これからもこういうの期待したい(´ー`)

銀の匙

物語はオモシロイんでスっと見れたけど、結局なんだったのか、わかるようでよくわからんのよな。このアニメ。まあわかんなくても十分オモシロイいからいいんですけど。そのなんだったのか、の理由を無理矢理つけてるんで、どうもすっきりしないんだよ。

以下ネタバレ
豚丼をペットなのか家畜なのかっていうのとか屠殺することとか、意味をもたせようとしすぎててキモチワルイ。いやもうわかるよ、十分。バイトした金で豚丼の肉全部買っておいしく食うってのでもう十分伝わるのに、それをわざわざわかりやすく説明しようとしてて、なんだったの?ってなるのよ。変にアニメをきれいにまとめようとしてる感じがなあ。感じ方それぞれなんだから、これとこれで迷います!みたいな説明いらないのよ、ホント。

どうせ二期やるんでしょ? 投げっぱなしでいいのに。それこそ農業高校の生活のほほんアニメで感じるやつだけ感じろスタイルでよかったのになあ。

京騒戯画

作画とか動画とかすごかったし、声優も、あと時代設定も世界観もデザインもディテールも好みだった。けど期待したほど面白くはなかった。色々キャラクターの設定あるのはわかるんだけど、ごちゃっとしすぎだよね。最後までみると大筋はシンプルなんで、もうちょっと細かい所をちゃんとストーリー内で説明したらよかったんじゃないかしら。オチは好きです。大団円は大好物です。かなり好みな部類。でもその後の話がもうちょっと欲しかったかな。あのあとあの家族はどこでどう暮らすの?っていう説明がいるんじゃないの。こういう話なら余計にちゃんとその後をしっかりつくらないとだめじゃないの? 「ある一家を巡る愛と再生の物語」なんでしょ? 愛はともかく再生は描けて無いよね?
なんだろなー、いいとこもあるけど、そのいいところには必ずダメなところもセットになってて、総合点数にすると60点くらいになっちゃうんだよねえ。

以下ネタバレ
おれてきには明恵の数珠のネタ展開が遅すぎたかなあと思います。だから唐突に殺してくれとかいうのがどうも響かない。あのシーンって物語のターニングポイントになるはずなのに、どうも立たないんだよなあ。明恵上人が神だってのはなんとなく最初から絵から生き物を生み出せるって時点で察しがついてたんだけど、もうちょっとその能力のねたばらしを小出しにしてたら、殺してくれ、っていう台詞にうまくつながっていけたのかなあ。
あの、5.5話とか10.5話とか、自分たちで自分のネタ説明し出したとき寒気したわ。あれはねーよ…(;´Д`) 白石涼子はカワイイですし、矢尾一樹って今こんなんなってんのかとか(普通におじいちゃんになってきたなぁ)…あれはあれでちょっと楽しめたんですけど、あれはサムイわ…(;´Д`) そういうのいいから、明恵がなんであんなに自分や現状に納得しないまま安穏と生きてるのか、もうちょいちゃんと説明しとけよ。

とある科学の超電磁砲S

あんまりおもしろくなかったです(;´Д`)いちおう全部みたけど。
黒子は変態でとってもかわいいですけど。
いまさらあんな丁寧にシスターズやられてもなあ…(;´Д`)レールガンのファン、もしくはレールガンみるのがはじめてのひとにとってはいいでしょうけど。良いようにいえば、丁寧。悪いようにいえば、テンポ悪い。トロすぎ。間延びすぎ。

進撃の巨人

ものっすごく流行ったけど、わしの評価はかなり低いです(;´Д`) 物語も登場人物の誰にも共感できないし、意外性は巨人の設定だけで、あと物語の流れは至って普通。ものすごーくよくある展開ですね。その展開も、色々な展開してるような気がするけどその実全く展開してない。ずっと同じ絶望シーンを繰り返してて、しかもそのシーンすっごい引っ張るのよ(;´Д`) だからものっすごいテンポ悪い(;´Д`) 物語が進んでる感じがまったくしなくて、前やったのと同じ「巨人だーギャー」っていうのを繰り返してるだけ。しつこいほどに繰り返してるだけなの。しかもそれずっと同じテンションの同じリズムで、こんなの見てる側のテンション下がっちゃう。

ただこの物語「死ぬ」ことの恐ろしさや暗さや唐突さの表現は絶妙なんだよなあ。なぜかものすごくイイんだよ。「食べる」こと即ち「生きる」ことを「死」に繋げてるトコロとかね。逆に言うといいとこココだけなんだけどな(;´Д`)
食べられることより、同じ人類同士がたかが価値観が違うだけで戦争して何千万人と殺し合いしたり、いじめて自殺に追い込んだりしてる現実のほうが本当は最もエグいしコワイし恐ろしいし残忍だし地獄なんだけど、そんな物語はもう現実にありすぎてて、そこから死を感じることって難しいのよね。ボランティアをする学生とかで、この日本で浮浪者だとか高校に進学できない子供たちとかいうややこしい貧困がすぐそばにあるのに、見た目でわかりやすく困ってる海外の飢えた子供たちを助けに行ったりする人いるじゃん。なんかああいう感じに似てる。

死の表現は絶妙でうまく描いてるんだけど、、その内容よくみるとものすごくわかりやすぅ~い部分しかないんだよなあ…、なんだかなあというか、もったいねえというか。「駆逐してやる」とか「逃げよう」とか「守る」とかいうの以外にももっとあるはずだとおもうんだけどなあ。もうちょっと複雑な感情っていうのあってもいいんじゃないの。
しかも内容薄いのに大げさなセリフまわしで芝居がかってたりとかして苦笑してしまう(;´Д`) すっごく重厚感あるように見せてるのに、中身はすっごくカルーイ感じ。残酷なシーンとそれっぽい芝居だけで満足できる方向けってことです(;´Д`)

まぁこれ全部原作に対する感想なんですけど(;´Д`) アニメはうん、よくできていたよ?
動画に気合いが入ってたのはすっごいわかりました。はい。
オープニングとか立体起動のうごきはとてもよかったとおもいます。はい。
とっても流行ってよかったですね。はい。

ジョジョの奇妙な冒険

やっぱ声優はゲームのほうが良かったよね…。子安もいいんだけど、長年アニオタやってると、子安は子安すぎるんですよね…。よくできたアニメだとはおもうけど、やっぱ原作のあれをアニメにするのは無理があるんだなって、思いました。うまいことやってるんですけど、うまいことやりすぎて違うものになってるっつうか。
オープニングは曲にすごいインパクトあってすっごくジョジョと合っててステキなんだけど、個人的にはエンディングのほうがビジュアルも曲とあってて好き。
もともとジョジョって唐突な話なんだけど、その唐突さを丁寧に描こうとしてしまってて、どっかで「ジョジョファンに気を遣ってる感ぱない」って書かれてるのみたけど、まさにそれで、もっと無茶苦茶してもよかったのよ?という気がする。

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